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公開日:2026/7/22
ニチバン株式会社
訪問看護のご利用者には、褥瘡・創傷などの管理やケアの必要な方がいらっしゃると思います。
在宅では、そのようなご利用者に対して看護師が訪問時に処置・ケアを行うだけでなく、ご家族が入浴や着替え時に傷を保護するガーゼ類やテープの交換などを行うことも少なくありません。
テープなどはご家族が購入される場合もあり、そのときに「どれを買えばよいのか」「どこで買えるのかわからない」といった相談を受ける訪問看護師の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、在宅でも使用される機会の多い「テープ」に焦点をあて、訪問看護師(回答者数110名)を対象にアンケートを実施しました。ここではそのアンケート結果と、在宅で入手可能なテープの種類や購入法などについてご紹介します。
訪問看護師の皆さんは、ご利用者やご家族からテープについて相談を受けたときに、どのようなことを考えるでしょうか。テープの品質や種類、価格、購入しやすさなど、様々なことが思い浮かぶのではないかと思います。
今回のアンケートで「ご利用者・ご家族へ(市販の)テープを紹介・推奨する際に重視するポイント」について尋ねたところ、以下のような回答が得られました。
Q1 ご利用者・ご家族へテープを紹介・推奨する際に「重視するポイント」を2つ選んでください。
1番多かったのは「肌へのやさしさ/かぶれにくさ(低刺激)」で、9割を超える方が回答しています。2番目が「近隣のドラッグストア等の実店舗で売っていること」で、これも8割近い割合を占めています。この結果から、訪問看護師はご利用者やご家族にテープを勧める際に「皮膚に負担の少ないテープ」という点を最大限考慮しつつ、ご利用者やご家族の負担が大きくならないよう「購入しやすさ」も重視していることがわかります。
また、「病院で使用されている品質のテープが、ドラッグストアなどで手軽に購入できる場合、ご利用者やご家族への推奨しやすさがどう変わるか」を尋ねた設問では、以下のような結果になりました。
Q2 「病院で使用されている品質」のテープが「ご利用者の自宅近くのドラッグストアで手軽に購入できる」場合、ご利用者やご家族への推奨しやすさはどのように変化しますか?
1番多かったのが「非常に(推奨)しやすくなる」で、約7割の方が回答しています。これに2番目に多かった「やや(推奨)しやすくなる」を合わせると、9割超の方が「(推奨)しやすくなる」と回答しています。
設問にある「病院で使用されている品質」のテープが、「ドラッグストアなどで手軽に購入できる」ということは、前問(Q1)の上位回答にあげられた「皮膚への負担が少ない(品質の確かさ)」と「購入しやすさ」の両方を満たすともいえるでしょう。これらの条件が整うことによって、ご利用者やご家族への推奨や情報提供が行いやすくなると考える訪問看護師が多いことが窺えます。
一方、入院患者さんやご家族を対象(回答者数104人)に行った別のアンケートで、「病院で使用しているテープが自宅近くのドラックストアで手軽に購入できることは、在宅ケアの安心感にどのくらい影響するか」を尋ねたところ、「非常に安心につながる」が約6割、「やや安心につながる」が3割近くで、これらを合わせると約9割の方が「安心につながる」と回答しました。
Q3 「病院で実際に使われているテープ」が、ご自宅近くのドラッグストアでいつでも手軽に買えることは、在宅療養やケアにおける「安心感」にどの程度影響すると思いますか?
この結果から、患者さん(ご利用者)やご家族は、病院で使用しているテープに対する信頼感が高いこと、そのテープを在宅で継続して使用できる場合に安心感を抱く方が多いことが考えられます。
これらのアンケート結果から、訪問看護師もご利用者・ご家族も「病院で使用されている品質のテープが、ドラッグストアなどで手軽に購入できる」ことを希望される声が多いことがわかりました。
では、ドラッグストアで購入できるテープにはどのようなものがあるかというと、実は病院で使用されているものと同品質のテープが数多く販売されています。テープの種類も、汎用性の高いサージカルテープから高齢の方の皮膚にも安心して使用できる低刺激性のテープなど、多様なものが取り扱われています。
また購入先もドラッグストア以外に、ネットのオンラインストアでも販売されています。そのため、ほしいテープがご利用者の自宅近くのドラッグストアで販売されていない場合には、ネットでの購入も可能です。
ドラッグストアで扱っている病院品質のテープについては、ニチバン株式会社のホームページなどに「病院用テープと家庭用テープの対比表」が掲載されているので、テープの選択時などの参考にされるのもよいでしょう。このような対比表は、ご利用者やご家族への情報提供用のツールとしても活用いただけると思います。
さらに、ご利用者やご家族に情報提供されるときには、「テープの『貼り方』や『剥がし方』」などの資料を一緒に渡されると、より安心につながると思います。これらの資料もメーカーのホームページなどに掲載されていますので、ぜひ活用してみてください。
これまでご紹介してきたように、現在、在宅でも購入できる「病院品質のテープ」は増えており、入手もしやすくなっています。ご利用者やご家族に安心して在宅療養・ケアを継続していただくためにも、ここで紹介した内容やツールなどについて、訪問看護の場での情報提供・共有の際にお役立ていただければと思います。
本記事でご紹介した資料やツールはこちらでご覧いただけます(ニチバン株式会社HP)
※訪問看護で日常的なケアに使用するサージカルテープ等は、在宅療養指導管理料等に含まれる場合があります。本記事は、必要時の情報提供を目的としたものであり、ご利用者・ご家族に市販品購入を一律に推奨するものではありません。