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公開日:2023/6/21
株式会社リブドゥコーポレーション
訪問看護師がかかわるご利用者の中には、おむつを使用している方も多く、「おむつ交換」は日常的に行われているケアの一つだといえます。
そこで今回、訪問看護師の方(回答者数105名)に「おむつ」に関するアンケートを実施し、ケアの状況や困りごとなどについて伺いました。アンケート結果とともに、より良いおむつを選ぶためのヒントをご紹介します。
おむつで困っていることについて、以下のような結果となりました。
Q1 現在、おむつに関して困っていることを教えてください。
1番多かったのは「ムレ・皮膚トラブル」で、7割以上の方が回答しています。これらは皮膚の浸軟等の原因になるため、訪問看護師にとって重要なアセスメント・介入ポイントになっていると考えられます。
2番目は「紙パンツ・テープ止めのサイズ選び」(38.1%)、3番目は「パッドの選び方」(35.2%)という回答で、おむつ選びで困っている訪問看護師が3割以上いることが分かります。これは、在宅の場でご利用者が普段使われているおむつが合っていないと感じているのかもしれません。
さらに、「ご利用者宅に訪問した際に、ご利用者・ご家族からおむつに関する相談を受けることがありますか」についての質問では、約6割の訪問看護師が「ある」と回答しました。
Q2 ご利用者宅を訪問した際に、ご本人・ご家族からおむつに関する相談を受けることがありますか
ご利用者・ご家族からの相談の主な内容(カテゴリー)は以下のとおりでした。
ご利用者・ご家族からの主な相談内容
1番多かった回答は「モレ」で、次に「アウターサイズ」「皮膚トラブル」「おむつ選び」「パッド選び」でした。これらは、アンケート項目Q1の「おむつの困りごと」で上位にあがっていたものと一致します。
この回答を見て、「相談された際に、どのようにアドバイスをすれば…」と思う訪問看護師の方もいるのではないでしょうか。今回のアンケートにおいて、「訪問看護師がおむつについてどのように学んできたか」の質問では、約半数の方が、独学や先輩・同僚からの学びと回答しています。そのためおむつについて十分な知識やスキルがないと感じている方もいるかもしれません。
それでは、おむつ選びをするときに何が重要なのでしょうか。
まず、ファーストステップは「ご利用者の身体にぴったり合うサイズのアウターを選ぶ」ことです。アウターのサイズが合っていないと、ズレやすき間ができ、モレの原因となります。そのためぴったり合うアウターを選ぶことが重要です。
現在、おむつメーカーではサイズや種類など、多種多様なアウターを取り揃えています。そのため、多くの選択肢がありますが、選択肢が多いがゆえに、選ぶのに迷ってしまうこともあるでしょう。
最近は、おむつメーカーの専門家が、ご利用者に合うおむつを提案し、製品を試してから購入できるサービス「おむピタ」などもあります。
「おむピタ」とは、購入前にメーカーの専門家がご利用者一人ひとりに合わせた製品の提案を行い、提案製品を約5日間分無料でお試しができるサービスです。お買い物でお困りの方・おむつでお困りの方・これからおむつを使用する方や、今までとお体の状態が変わった方など、おむつを使用する可能性のあるすべての方に活用していただけます。
おむつ選びで悩んだときには、このようなサービスを利用してみるのも、訪問看護師にとって心強いのではないでしょうか。