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公開日:2023/7/7

アンケート結果から見えた
マットレスに関する不満と早期離床に向けた新たな視点

1:入院している患者の約3割が腰の痛みを感じている

 病院で使用されている低反発マットレス(静止型)について、医療従事者(主に皮膚・排泄ケア認定看護師)へアンケートを実施したところ、患者の約3 割が「腰の痛み」を感じていることが判明した。入院患者は一般人よりもベッド上で過ごす時間が長く、多くの病院で低反発マットレスを使用している。低反発マットレスは体圧分散を考慮した製品だ。
 しかし、このアンケート結果の理由の1つに、低反発マットレスの素材特性(柔らかさ)が関係あると思われる。図1 を見ていただきたい。これはマットレスによる寝姿勢の違いのイラスト・体圧分布図(イメージ図)である。左側は高反発マットレス、右側は低反発マットレスで寝た場合である。このように、柔らかすぎるマットレスは、腰や背骨が曲がり過ぎ腰や肩に圧がかかり続けることも考えられる。

図1:マットレスによる寝姿勢の違い【イメージ図】

2:患者の「端座位姿勢の安定性」に不満を持つ医療従事者

 早期離床や自立を目指して、「寝返り」や「起き上がり」、「立ち上がり」、「座る」といった起居動作を促すことは重要である。端座位は自力でとることのできる姿勢であり、筋力回復や離床・自立を助け、体と心の機能を向上させる。しかしながら、今回のアンケート結果では、従来のマットレスの「端座位の安定性」に医療従事者は不満を持っていた。従来のマットレスは体圧分散性を考慮した結果、端座位での姿勢が不安定となることも多く、また、手をついたときにも体勢が崩れやすい。そこで、起居動作を促すためにも、マットレスのサイドエッジを硬めにするなどの工夫が必要と考えられる。

3:ケアの1つとして患者の起居動作を促し、睡眠環境を整える視点を

 このように病院向けの低反発マットレスは体圧分散性が優れており、多くの病院で主流となっている。しかしながら、低反発マットレスの課題として、患者側では「腰の痛み」を、医療従事者側では「端座位の不安定さ」といった不満があった。また、マットレス上での動きにくさ、という点では患者側、介助側で潜在的な課題が想定される。一方で、高反発マットレスは身体をしっかり支えることができる見逃せないメリットがあるものの、「硬い」というイメージから病院マットレス選定からは外されていることが多かった。
 低反発マットレスは体圧分散性が高いものの、その結果、身体が沈み込んでしまい、腰の違和感が生じること、端座位の姿勢の崩れに懸念があった。そして、マットレス上で身体を動かしにくいことが多々あり、自分で動こうとする気持ちが低下することも考えられる。患者自身が持つ力(体力や筋力)をどれだけ活かせるかは、早期離床の大きなポイントだ。
 適度な反発力のあるマットレスは身体を動かしやすく、リハビリのしやすさや「自分で動けた!」という患者の自信にもつながるだろう。長時間ベッドで過ごす患者にやさしい上に、動きやすいマットレスはないだろうか。長年の睡眠研究を続けるエアウィーヴでは、復元性を活かしたウェルネスモデルマットレスがある。患者からの評価も高評価だ(図2)。患者の状態、要望等に応じて、高反発マットレスの選択も考えてみてはいかがだろうか。

図2:エアウィーヴウェルネスモデル アンケート結果 ※ウェルネスモデルM80特別仕様

※第30回 日本医学会総会 2019 中部ランチョンセミナーにて発表

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