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2021年4月公開
適正な血圧のめどと正しい血圧測定の方法
執筆:山村聡(ドクターメイト株式会社・内科医)
高血圧というのは血圧がいくつ以上のことを言うのでしょうか。また、正しい血圧測定の方法についても教えてください。
一般的な高血圧の診断基準は家庭血圧で、起床後、排尿後、朝食前にリラックスした状態で測定し、「収縮期血圧135mmHg/拡張期血圧85mmHg」以上とされています。健康診断の際や診察室で測定する場合は若干の緊張感を伴うため、140/90mmHg以上を高血圧と診断します(表1)。
表1 成人における血圧値の分類(mmHg)
文献1)を参考にして著者作成
高齢者施設や在宅介護ではケアスタッフが週に数回、おおむね決まった時間に血圧測定しているケースが多いでしょう。そのような場合は、140/90mmHg以上が高血圧の目安となります。高血圧の既往のない方でも、
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