～ 特集 ～
ストーマ造設を行う疾患と術式

「ストーマ」とは、「消化管や尿路を人為的に体外に誘導して造設した開放口。＜前者を消化管ストーマ、後者を尿路ストーマという。広義にはその他に生じた開放口を含む。cf.瘻孔＞」と定義されています¹。近年、消化管ストーマにおいては永久的ストーマの造設が減少し、一時的ストーマが増加しているといわれます。永久的ストーマは、永久的に使用するように造られたストーマで、悪性腫瘍が自然肛門や筋群に近接していて自然肛門を切除せざるをえないときなどに造設されます。一時的ストーマは、一時的に腸管内容物を肛門側に通過させないことを目的に、その口側に造設されるものです。本特集では、消化管ストーマを中心にして、造設を行う原因となる疾患と主な術式について解説します。

引用文献

1. 1日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会編：ストーマ・排泄リハビリテーション学用語集－第3版．金原出版，東京；2015：30．

参考文献

1. 1ストーマリハビリテーション講習会実行委員会編：ストーマリハビリテーション基礎と実際－第3版．金原出版，東京，2016．