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2020年12月公開
ステロイド外用薬について知っておこう
執筆:青柳直樹(ドクターメイト株式会社 代表・皮膚科医)
私たちの施設には月1回来てくれる非常勤の皮膚科医がいます。皮膚科の先生がよく処方される “ステロイド外用薬”について、少し詳しく教えてください。
高齢者施設や在宅で、患者さんや利用者さんに皮膚症状が出たとき、担当医がステロイド外用薬を処方されることは多いと思います。皮膚疾患の数は2,000~3,000以上あると言われていますが、実は半分の疾患はステロイド外用薬が効く疾患です。このように、ステロイド外用薬の活躍の場はとても多いため、皮膚ケアを行う看護師、介護職の方々は、ステロイド外用薬について一通り知っておくことが必要です。
内服薬ならば、決められたタイミングで、決まった量を内服すればいいのでわかりやすいのですが、外用薬は、どこにどのくらいの量を、いつ塗ったらよいのかまで含めて考えなければなりません。実際に、処方された外用薬を塗布するのは看護師や介護の方が多いので、
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