当社は、従業員数約300名の企業です。スタッフの教育において、定期的な研修をはじめ、訪問看護の『0→100』を教える充実した教育体制を通し「共に成長できる働きがいのある環境づくり」にも力を入れています。
当社が抱える課題として、スタッフの学んできた学校や経験してきた職場により、知識やケア方針が様々である状況がありました。例えば、褥瘡の治療・ケアでもガイドラインの知識や、ステージごとの「軟膏」「ドレッシング剤」の選択の知識に相違がみられます。褥瘡予防で大切な「スモールチェンジ」の体位変換を行わずに、30度以上での側臥位をとるスタッフもいました。また、リハビリ専門職によるポジショニングで体圧管理が十分でない場面を見受けることもあり、職種・バックグラウンドが異なれば、見ている視点が異なることにも気づきました。
そのようなときに「ディアケア プレミアム」を知りました。
最新の知識や技術を動画で学ぶことで、スタッフのスキルの統一が図れること、また多職種間での「共通言語」としても活用ができると考えました。
当社では定期的に職種ごとのミーティングや事務所全体のミーティングを実施し、利用者様の情報共有を行っています。その場で課題となったことについて「ディアケア プレミアム」の動画リンクを個々のスタッフに送り、学習と振り返りを行うようにしています。様々な職種、キャリアの異なるスタッフに対しても、動画を介して「共通言語」をもって話せることに「ディアケア プレミアム」のメリットを感じています。
加えて、膨大なケア情報が掲載されている無料の記事と、有料の動画の両方を使えることも魅力です。
ここでは実際に「ディアケア プレミアム」を活用した事例を紹介します。
すべてを把握できているわけではないですが「ディアケア プレミアム」では膨大なコンテンツが用意されているため、「サイト内検索」機能を使いこなすことで適した情報を容易に入手でき、有効活用できます。
また「オススメ動画」にはスタッフ教育に有用な教材も掲載されており、事前研修でも活用できると考えています。
◎利用者様の情報:寝たきりで要介護5、脳梗塞後、拘縮あり
◎活用拠点:1拠点
スタッフの課題及び指導内容と活用情報
★圧抜きの必要性を認識していなかったので、その方法について動画を用いて指導
➡参考リンク:ディアケア プレミアム[有料]
呼吸・嚥下機能も重視したトータルケアとしてのポジショニング 2.安楽な呼吸のためのポジショニング①ベッド上臥位~座位
★軟膏の選択に関する知識が十分でないため「ドレッシング材・外用薬の使い方」についてサイトの情報により指導
➡参考リンク:ディアケア [無料]
「新まるわかり褥瘡ケア Part7 褥瘡(じょくそう)治療・ケアのカギを握るドレッシング材・外用薬の使い方」
★家族指導も重要なため、スモールチェンジについて指導
➡参考リンク:ディアケア プレミアム[有料]
「在宅で行う褥瘡ケアとスキンケア 7. 体位変換2 スモールチェンジの方法」
➡参考リンク:ディアケア [無料]
「体位変換間隔とスモールチェンジ」
訪問看護業界では、当社のように多店舗展開、大人数のスタッフを抱える会社が増えています。だからこそスタッフの知識や技術について、属人的でなく、組織的なスキルの底上げが求められます。
今回紹介したのは、1拠点での活用事例ですが「ディアケア プレミアム」のようなツールは教育教材としてとても有用だと感じています。
訪問看護の事業所では、教育カリキュラムやラダーを用いているところはまだ少ないと思います。しかし、昨今の厚生労働省の方針では「質の高い在宅医療・訪問看護の確保」が謳われており、看護スタッフの質の向上が求められています。
そのために「ディアケア プレミアム」のようなツールを用いた組織的な人材教育は有用であり、それが地域社会への貢献や事業所の発展に繋がると考えます。