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2017年12月公開
古田 勝経
医療法人愛生館 小林記念病院
褥瘡ケアセンター長(2017年12月現在)
「褥瘡は治らない?」とあきらめていませんか?
そんなことはありません。創を正しくアセスメントして、その原因を突き止め、治療のための的確なアプローチをしていけば、褥瘡は必ず治ります。
その「カギ」を握るのは、「外用薬」です。
褥瘡はきわめて個別性が高いため、「通り一遍」のやり方では、なかなか治りません。
摩擦・ずれを防ぐための体圧管理は最も重要ですが、「治す」ためにはそれだけでは不十分です。
難治性の原因を明らかにして、その原因に応じた治療のための「手立て」をきちんと行うことが大切です。諸外国では、褥瘡治療のために「外用薬」を使うことは一般的ではないようです。外用薬治療はわが国独自の方法と言えるでしょう。
私は、たくさんの治りにくい褥瘡を治してきた臨床経験を集約して「古田メソッド」という外用薬治療のためのエッセンス・ツールを開発しました。それらすべての治療の大前提となるのが「創の正しい見方」です。
そこで、この特集では2回に分けて褥瘡の見方と外用薬療法について、明日からの実践にすぐに役立つ情報をお届けします。その1が「褥瘡の的確なアセスメント」、その2が「褥瘡の外用薬の正しい使い方」です。
「褥瘡は治らない」とあきらめないで、「治す」ための第一歩を踏み出していただきたいと思います。
この記事をお読みになって、もっと「古田メソッド」について知りたいと思われた方は、下記の本をぜひお読みください。
古田勝経:これで治る! 褥瘡「外用薬」の使い方.照林社,東京,2017.
~特集~ ナースが知っておきたい 褥瘡の正しい見方と外用薬の使い方 その1 褥瘡の的確なアセスメント
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