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2016年9月公開
(2)治療の視点と看護の視点の双方からみた“一歩踏み込んだ”ストーマサイトマーキング
安藤 嘉子
大阪赤十字病院看護部
皮膚・排泄ケア認定看護師
当院のストーマ造設は消化器外科で年間100例くらい、泌尿器科で20例くらいです。夜間・休日の緊急手術がありますから、緊急手術に臨む医師がストーマをつくる際に心がけてほしい造設のポイントを書いたポスター(図1)を手術室に貼ってあります。骨から3横指離れたところで、腹直筋を通して、ストーマの直上に創はつくらないで、正円形でキュートなストーマをつくってくださいとお願いしています。医師の交替も多く、また研修医なども入りますから、最低限守ってほしい緊急手術の方法です。
このようにして、ストーマサイトマーキングができない緊急手術の場合でも、可能な限り適切な位置にストーマをつくっていただくようなはたらきかけを行っています。
図1 緊急ストーマ造設時のお願い(大阪赤十字病院)
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