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2019年7月公開
誤嚥リスクのある患者への効果的な食事場面のケア
竹市美加
訪問看護ステーション たべる 管理者
摂食・嚥下障害看護認定看護師
誤嚥の原因は表1のように多岐にわたります。しかし、これらによる摂食嚥下機能の低下“だけ”が誤嚥の原因とはいえません。「不良姿勢」「不適切な食物形態」「不適切な介助」「口腔の不衛生」など、食事支援の方法が原因となっていることが多々あります。
患者さんに安全に食事をとり続けてもらうためには、現状の機能を活かした適切な食支援が必要です。以下に食事場面でのケアのポイントを記します。食事場面でのケアを充実させ、安全においしく食事を提供しましょう。
表1 誤嚥の原因
など
1.適切な食事環境
テレビや人の話し声、尿意や便意など、食事以外のことに意識が向いていると、誤嚥リスクが高まります。食事に集中できる環境(図
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