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2022年4月公開
BLSの進め方④~AED/除細動器の装着、心電図解析・評価、CPRの継続
『エキスパートナース』編集部
AEDや除細動器が到着するまではCPRを続けます。到着したら、即座に電極パッドやパドルを装着します。装着後、心電図解析・評価を行うまで胸骨圧迫は継続します。
(1)AEDの場合
AEDでは、自動的にECG(心電図)の解析が行われます。
①音声メッセージ「心電図を解析中です。患者に触れないでください」とアナウンスされたら、CPRを一時中断してAEDに心リズムを解析させます。
②「ショックが必要です。充電中です。患者から離れてください」とアナウンスが出たら、大声で周囲に指示し、誰も患者に触れない状況をつくります。
③「ショックボタンを押してください」とアナウンスが出たら、ショックボタンを押して除細動をかけます。
④除細動後は、ただちにCPRを再開させます。胸骨圧迫は「強く、速く、絶え間なく」2分間行います。
(2)除細動器の場合
手動式除細動器では、VF/無脈性VTの場合は電気ショックを行います。電気ショックを1回実施したら、即座に胸骨圧迫からCPRを再開し、2分間行います。その後、2分おきに心リズムのチェックと電気ショックを繰り返します。
ALSチームに引き継ぐまで、または患者に正常な呼吸や目的ある仕草が認められるまで、CPRを続けます。
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