2024年2月公開
Part4 脳卒中の初期症状とは?在宅でどんな症状が出たら異常に気づく?
~看護師が知っておきたい「FAST」~
久松正樹
社会医療法人医仁会 中村記念南病院
急性期病棟 看護師長
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
久松正樹
社会医療法人医仁会 中村記念南病院
急性期病棟 看護師長
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
ACTーFAST(アクト-ファスト)という言葉があります(図1)。「ACT」は「行動する」という意味です。「FAST」はそれぞれ覚えてほしい症状の単語の頭文字になります。まずはこのACT-FASTを覚え、簡単な検査を身につけます。
図1 ACTーFASTとは
(1)FACE:Fは顔
Fは「FACE」のFです。顔がゆがんでいたら脳卒中の症状かもしれません。どちらか顔の半分が動いていない、つまり麻痺があったり、口元が下がって見えるときは注意です。
[検査方法] 「イー」と言ってもらう。通常は口元(口角)が上がります。麻痺側は口角が上がらず下がって見えます。ご飯を食べたりするとき、飲み物を飲むとき、いつも以上にむせたり、どちらかからこぼれたり、よだれが出たりすることでも顔の麻痺がわかります。
(2)ARM:Aは腕
Aは「ARM」のAです。手に力が入らない、指先がうまく動かないといった症状があったら麻痺かもしれません。
[検査方法] 椅子に座って、
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