2024年2月公開
Part6 在宅看護の実際
~麻痺・拘縮、転倒予防、言語障害等へのかかわり~
久松正樹
社会医療法人医仁会 中村記念南病院
急性期病棟 看護師長
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
久松正樹
社会医療法人医仁会 中村記念南病院
急性期病棟 看護師長
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
在宅では特別なことはしないで、ちょっとしたケアを
「学習された不使用」という言葉があります。例えば、麻痺を持つ患者さんは麻痺側をとても使いにくいものと感じているため、どうしても健側を使用する機会が多くなります。このように麻痺側を使用しないことを学んでしまうことを「学習された不使用」といいます。使用しなれば当然「拘縮」が進みます。拘縮は関節の動きが制限された状態を指します。拘縮が進むと日常生活を営むのに支障をきたし、QOLが低下します。拘縮を予防するためには、麻痺側を少しでも動かすことが必要なのです。「利き手交換」という言葉もありますが、私たちは残された機能を最大限に活かすことを考えなければなりません。それではこの拘縮をどのように予防していけばいいのでしょうか。
(1)ポジショニング
関節が動かなくなった場合に、日常生活動作を営む上で最も支障の少ない肢位のことを「良肢位」といいます。各関節の角度を考えて体位を保持することは重要ですが、最も大事なのは関節を拘縮させないことです。あくまで良肢位を保持するというのは、
ご登録された会員メールアドレスとパスワードを入力して、「ログイン」を押してください。
ログイン
限定コンテンツ
実践のコツや記事などの
「限定コンテンツ」が見られる!
資料ダウンロード(PDF)
一部の記事で勉強会や
説明など便利に使える資料を公開中!
ケア情報メール
新たなコンテンツの
公開情報や、ケアに役立つ情報をお届け!
実践ケア動画
エキスパートのワザやコツが
学べる動画を多数掲載!
期間限定セミナー動画
各分野のエキスパートが登壇。
1回約15分で学べる!
電子書籍
書店で販売されている本や、
オリジナル書籍が読み放題!
©DEARCARE Co., Ltd.