2021年11月公開
ディアケア事務局
お話を伺った方のプロフィール
Aさん:訪問看護ステーション勤務(勤務歴5か月)
Bさん:地域密着型の病院(病床数200床未満)勤務(勤務歴6年)、主任・WOCナース
Cさん:大学病院の分院(病床数200床未満)勤務(勤務歴4年)
Dさん:介護老人保健施設勤務(勤務歴5年)
Eさん:企業(医薬品販売業務受託機関)勤務(勤務歴5年)
※上記5名の看護師歴は10年以上30年未満。プロフィールの勤務歴等はインタビュー時点(2021年7月~8月)のもの。インタビューはオンラインにて実施。
Aさん:
インターネットでの検索が多いです。患者様の気になることなどをネットで情報を得てから、ステーションの先輩に今まではどうだったか尋ねるという感じです。
Bさん:
一番目に使うのは書籍です。書籍でほしい答えが得られない時に、学会のホームページ・学会誌・看護雑誌などを見ます。私はWOCの活動もしているので「皮膚・排泄ケア」について調べることが多いです。病棟ナースから質問を受けたり、症例を見てこのケアでよいか迷った時などに調べます。
Cさん:
整形外科の患者様を担当しているのですが、疾患について看護雑誌で勉強したり、褥瘡やNSTなどの勉強会の時にはディアケアを見たりしています。患者様のテープかぶれなどについてはメーカーさんに聞いたりもします。
Dさん:
最新情報はインターネットで調べます。最近はzoomなどのオンライン研修の情報もネットで検索しています。書籍は持っているものの中で「あそこに載っていたよね」といった振り返りで使います。アプリも使用しますが、これは補足的で、必要なものだけという感じです。
Eさん:
はじめに、知りたいテーマや内容についてインターネットで検索しますが、クライアント向けに資料を作成したり、さらに深く掘り下げる必要がある時には書籍を購入したり、文献を取り寄せたりします。同僚や在籍している製薬メーカーの学術の方に聞くこともあります。
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どちらかというと、未知の新しい情報を調べたい時にはインターネット、既知の知識の確認や充足には書籍や看護雑誌、といった使い分けがされているようです。インターネットで情報収集することも多いようですね。
◆本サイト利用者へのアンケート結果
Q:看護に関する学習・情報収集は、普段どのように行っていますか
本サイト利用者へのアンケートの結果からも、インターネットを活用して知識や看護の情報を得ていることがわかります。でも実は、看護ケアなどの専門知識についてインターネットで調べるのが普通になったのは、つい最近のことです。そうなったのは、パソコンやスマホの普及によってインターネットの利便性が高まったこと、インターネット上でもナースなどの専門職の期待にも応えられる、信頼のおける情報が掲載されるようになったとことが大きいと考えられます。
※その他は「学会参加」「研修」「オンラインセミナー」「同僚・医師・他職種に聞く」など
※本サイト利用者アンケート結果.複数回答
(アンケート募集時期:2021年5月14日~5月20日。対象:ディアケア会員の新人ナースから30年以上のベテランナースまでの278名。有効回答数277件)