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～ 特集 ～
ここが変わった！褥瘡・創傷・失禁ケア
2016年7月公開
- ※この記事内容は公開当時の情報です。ご留意ください。
(3)手術創の消毒は必ずしも行う必要はない
貴田寛子
順天堂大学医学部附属練馬病院看護部
皮膚・排泄ケア認定看護師（2016年7月現在）
消毒薬が創傷治癒を妨げる可能性も
以前の外科では、術後の創はポビドンヨードやクロルヘキシジングルコン酸塩などで消毒し、滅菌ガーゼで保護することがあたりまえでした。皮膚の常在菌がSSI（surgical site infection：手術部位感染）に影響すると考えられていたからです。そのため、菌を減らす目的で、創部の抜糸が済むまで消毒が行われました。
しかし、最近では術後の消毒は行われなくなりつつあります。消毒薬には細胞毒性があり、
