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●こんなこと知りたかった!在宅で行う看護ケアの“コツ”と“わざ”
ちょっとした刺激でできてしまう皮膚裂傷、スキン-テアって知ってる?
2018年5月公開
照林社編集部
平成30年度診療報酬改定によって、入院時に行う褥瘡に関する危険因子の評価に、「スキン-テア」が加わりました。具体的には、「皮膚の脆弱性(スキン-テアの保有、既往)」が追加され、皮膚・排泄ケア認定看護師だけでなく、一般ナースも「スキン-テア」のアセスメントを行うことが必要になりました。
スキン-テアは、急速に高齢化が進む我が国で、高齢者に多い「脆弱な皮膚」の1つとして注目され、日本創傷・オストミー・失禁管理学会でも、啓発のためのポスターを配布し、ベストプラクティスを公開するなど、積極的なかかわりを続けてきました。それは、スキン-テアが患者にとって強い痛みを伴う、とてもつらい病態であることだけでなく、ともすれば医療者や介護者の不適切なケア行為によって生じてしまったかのようなとらえ方をされ、社会的な問題に発展しかねない恐れがあるためです。
同学会では、今回の診療報酬の動きにすぐに呼応して、ホームページ上でスキン-テアの概要の紹介と「スキン-テア クイックガイド」を公開しています(http://www.jwocm.org/medical/tear/)。
本特集では、日本創傷・オストミー・失禁管理学会が示している『ベストプラクティス スキン-テア(皮膚裂傷)の予防と管理』を参考に、スキン-テアの基本的な知識から予防・ケアの実際について、おおまかに紹介します。詳細は、同学会のホームページをご覧いただくか、書籍『ベストプラクティス スキン-テア(皮膚裂傷)の予防と管理』をお読みください。
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