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2020年2月公開
PartⅠ 経口食支援(Oral Meal Support Care)
高齢者の「食べたくない」をどうアセスメントするか?
水野英彰
医療法人社団悦伝会 目白第二病院
副院長
高齢者が慢性的に食欲低下し、食事摂取量が落ちている状態は、“anorexia of aging”(加齢による食欲不振)と呼ばれています。これは、①慢性的な衰え、②社会・精神面の問題、③併存疾患、の3つの要因がそれぞれ作用することで成立するとされています。
「食事」は、口腔内環境、咀嚼・嚥下運動、消化管運動、消化酵素分泌、呼吸、細胞内代謝のすべてがかかわる全身運動です。いずれかが障害されても食欲低下に発展するため、
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