～ 特集 ～
看護師が知っておきたい在宅ハイフローセラピー

2023年10月公開

在宅ハイフローセラピーを行うときのリスクマネジメント

畑　凌矢
Footage訪問看護ステーション 名城公園 管理者

中島　真也
同　訪問看護師

畑　凌矢
Footage訪問看護ステーション 名城公園 管理者

中島　真也
同　訪問看護師

在宅ハイフローセラピーを行うときのリスクマネジメントとして考慮すべきことは、院内用ハイフローセラピーと在宅用ハイフローセラピーの違いや、病院と在宅の療養環境の違いを理解し、関連機関との連携、緊急対応の方策をとること、そして、在宅療養継続のための精神的支援を充実させることです。

• １．院院内用ハイフローセラピーと在宅用ハイフローセラピーの違い
• ２．病院と在宅の療養環境の違い
• ３．関連機関とのさまざまな連携
• ４．緊急対応の方策
• ５．在宅療養継続のための精神的支援

１．院内用ハイフローセラピーと在宅用ハイフローセラピーの違い

院内用ハイフローセラピーと在宅用ハイフローセラピーの大きな違いとしては、酸素濃度の設定があります。院内用ハイフローセラピーでは、酸素配管と空気配管に接続しFiO₂を100%まで設定することが可能です。一方、在宅用ハイフローセラピーでは、

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