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2019年5月公開
拘縮患者の日常生活援助のポイント④
移乗介助
久松正樹
社会医療法人医仁会 中村記念南病院
回復期リハビリテーション病棟 病棟師長
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
ベッドから離れて座ることは立ち上がりの動作を伴い、手を自由に動かすことが可能になります。また、社会性が生まれ、自尊心が維持されます。行動が広がることで、ほかの患者さんたちと触れ合う機会が増えます。
車椅子に移乗するときに困るのは、端座位時に後方へ倒れてしまうことではないでしょうか? また、健側に力が入ってしまい麻痺側へ押してしまう症状(プッシャー症候群)があると、正中を維持することが困難となります。これも介助が難しくなる一因でしょう。
まず、拘縮している側を
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