～ 特集 ～
末梢静脈注射の基本をおさえておこう
：在宅での静脈注射も含めて
2021年2月公開
執筆：『エキスパートナース』編集部
末梢静脈注射の挿入から点滴実施中の管理は、多くの看護師が毎日、頻繁に行っている業務だと思われます。
一方、注射・輸液にかかわる医療過誤は多く、医師の指示に従って機械的に行っているだけでは、事故につながるリスクを完全に回避することはできません。
そのため看護師は、エビデンスに基づいた注射・点滴手技を体得して、患者にとって安全・安楽に業務を行うことが必要です。
さらに在宅では、医師がいない場で、訪問看護師が独自の知識、判断力、技術力を発揮して行わなければなりません。
この特集では、看護師が業務として末梢静脈注射を行うことになった経緯から、在宅での静脈注射の方法まで含めて、点滴・末梢静脈注射にかかわる基礎知識を紹介します。
本特集は、主に以下の2つの文献の内容を踏まえてまとめています。
1．公益社団法人日本看護協会: 静脈注射の実施に関する指針. 2003.
2．社団法人全国訪問看護事業団, 財団法人日本訪問看護振興財団: 訪問看護における静脈注射実施に関するガイドライン. 2004.
