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2021年2月公開
注意したい 高齢者の静脈穿刺
執筆:『エキスパートナース』編集部
一般的に高齢者の静脈は、内膜が厚くなりがちです。内膜というのは、静脈の最も内側の壁です(図1)。
図1 静脈壁の構造
内膜はスムーズで伸縮性のある内皮細胞からできているため、スムーズに血液が流れる構造になっています。内膜が厚くなると内腔が狭くなって、血流が少なくなります。そのため、高齢者の静脈穿刺における内膜への対策としては、次のようなことが挙げられます。
・静脈が十分に拡張するのを待つ
・カテーテルをゆっくり挿入し、フラッシュバックを確認することによって静脈の突き抜けを防ぐ
・フローティング・テクニックを使う:フローティング・テクニックというのは、内針を抜いて輸液ラインに接続し、輸液を流しながらカテーテルを静脈内で浮かせて進める方法
・シリンジに接続して、フラッシュを行いながらカテーテルを進める
さらに、
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