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2024年11月公開
介護職・ご家族への吸引指導のポイント
佐藤文俊
ケアプロ在宅医療株式会社 ケアプロ訪問看護ステーション東京
中野ステーション 診療看護師
佐藤文俊
ケアプロ在宅医療株式会社
ケアプロ訪問看護ステーション東京
中野ステーション 診療看護師
介護している家族が高齢の場合、繰り返し指導を行っても、なかなか手技や注意点を覚えることが難しいことがあります。許容できる範囲で簡略化したり、パンフレット等(図1)を用いてわかりやすくする工夫によって、覚える部分を少なくしたり、忘れたときに思い出せるように配慮しましょう。
また、一度手技を習得した後も、時間の経過とともに自己流に変わっていくことがあります。ときに許容できないほどリスクの高い方法になっていることもあります。筆者の経験では、手指消毒をせず、手袋もせずに吸引カテーテルを根本まで入れて20秒以上気管吸引をしている家族がいました。定期的に手技を確認し、上手にできているところを褒めつつ、必要なところは指導をし直しましょう。
図1 指導時に活用できる資料の例
認定NPO法人長崎在宅Dr.ネット:在宅における口腔・気管内吸引の手引き
https://www.doctor-net.or.jp/js/kcysbox/upload/files/kikannaikyuuintebiki.pdf(2024.08.15アクセス)
痰が上手に引けない、吸引圧がかからないなど、吸引時の予想されるトラブルについては、事前に対処法を伝えておくと、介護スタッフや家族の不安を減らすことができます。
(在宅吸引での“困った”を解消 Q&Aを参照)
また、事前にお伝えしておくことで緊急コールの回数を少なくし、自身でトラブルに対処できた経験を積むことで介護力を高めたり、成功体験によって自己効力感を高めることにもつながります。
吸引の手技は手順や注意すべきポイントが多く、慣れるまで抜け漏れが出やすいです。そのため、
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