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2024年12月公開
訪問看護師は要チェック!「よりよいケア」につながるGAF尺度の活用例
谷澤早紀
コモレビナーシングステーション 管理者
精神看護専門看護師・保健師・公認心理師
谷澤早紀
コモレビナーシングステーション 管理者
精神看護専門看護師・保健師・公認心理師
ここからは、GAF尺度をより良いケアにつなげるために、現場ではどのような工夫が可能なのか、ご紹介していきます。
GAF尺度をつける際、訪問看護師が1人で行うのではなく、利用者さんと一緒に点数を考えることで、ご本人のケアにおける主体性を高めることにつなげることができます。
利用者さんにとっては、自分の調子をあえて点数化することで、現在のご自身の状況(精神症状、社会機能)について一歩踏み込んで考えるきっかけとなります。
また訪問看護師にとっては、利用者さんが現在のご自身のこと(精神症状、社会機能)をどのように解釈しているかを知る機会となります。
一緒に点数を考えるに当たってのポイントをご紹介します。
① GAF尺度と、点数を一緒に考えることの意義をあらかじめ伝える
初回に点数をつける際、GAF尺度とは何か、それを一緒に考えていくことの意義を共有したうえで、利用者さん自身にも点数をつけてもらいたい、という旨をお伝えします。
お伝えのタイミングは、最初に点数をつける前であればいつでも構いません(契約の段階でGAF尺度について説明しておく、というステーションもあるようです)。
また、2回目以降に点数をつける際も、必要に応じ、くり返しお伝えできるとよいでしょう。
② 利用者さんと「GAF尺度の記述の具体的な解釈」と「ご本人の状態」について対話する
前述のとおり、GAF尺度は利用者さんの状態を”客観的に”評価するものです。
一方で、すでにご覧いただいたように、GAF尺度の機能範囲の記述はやや抽象度の高い内容となっています。そこで、各評価の記述の内容について、利用者さんひとりひとりと具体的に定義していくことが大切になります。
たとえば、
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