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2026年2月公開
小児の訪問看護を始める前に知っておきたいこと
岡本 直美
一般社団法人つかさ 代表理事
小児の訪問看護に対して興味はあるけれど、「難しそう」「自分にできるだろうか」と不安を感じる方は少なくありません。しかし、小児であっても訪問看護の基本は変わりません。
大前提として知っておいてほしいのは、病気や障がいのある子どもたちが決して「不健康」ではないということです。それぞれの子どもがもつ力や特性が異なるだけで、その子らしい生活を送れる可能性は無限に広がっています。
だからこそ、小児訪問看護の役割は、医療的ケアを提供するだけでなく、子どもたちがもつ力を存分に発揮できるよう環境を整えることにあります。
ここでは、小児訪問看護の導入を検討している事業所の管理者の方と、興味をもってくれているスタッフの方に向けて、小児訪問看護の特徴や心構えについて知っておいてほしいことをお伝えします。
(1) 最初に引き受けるとよいケース
いきなり医療依存度の高いケースを受け入れるのは対応が難しい場合もあるため、なるべくやさしいケースから始めるのも一案です。例えば、トランジション期(小児期から成人期への移行期)の支援や、発達障害児、双胎児の育児支援など、医療的ケアの少ない子どもたちのケースです。こうしたケースを受け始めると、徐々に医療的ケア児の依頼も増えていきます。事業所としての経験を一例ずつ積み重ねていってください。
また、経営面でのお話も少ししておきます。小児は治療やレスパイト入院でサービスが中断されやすく、収益面が不安定になりやすい側面があります。訪問件数を増やす、ほかのサービスとの組み合わせを工夫するなど、事業として持続可能な体制を整えておくことも必要です。
(2) かかわる制度・連携する職種の幅広さ
小児の訪問看護では、医療だけでなく、生活や発達、教育を支える支援が同時に求められるため、かかわる制度や連携先は成人より大幅に多くなります。
医療的ケア児や障害児が利用する制度は、医療、障害福祉、保育、教育、保健、さらに自治体独自の支援施策など多岐にわたります。
成人の介護保険サービスでは、介護支援専門員(ケアマネジャー)がサービス利用のマネジメントを担いますが、小児の領域では、その役割を担う相談支援専門員が不足している地域があります。そのため、計画相談を受けられず、やむを得ず家族が自ら作成する「セルフプラン」でサービスを利用しているケースが少なくありません。
医療的ケア児に関しては、医療的ケア児等コーディネーターⅲが調整役を担うことが期待されていますが、
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