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2024年10月公開
DESIGN-R®2020に応じた外用薬の選び方
古田勝経
医療法人愛生館小林記念病院褥瘡ケアセンター
センター長
DESIGN-R®2020は、それまでのDESIGN-R®が改訂されたものです。深さD、滲出液E、大きさS、炎症/感染I、肉芽組織G、壊死組織N、ポケットPの項目は変わりませんが、改訂では、Dに「深部損傷褥瘡(DTI)疑い」、I に「臨界的定着疑い(I3C)」が加わりました。
深部損傷褥瘡のDTIはdeep tissue injuryの略で、発症初期は通常の発赤に見える程度ですが、日にちの経過とともに次第に色調が変化し、暗紫色に増悪する経過をたどります。従来の考えでは、圧迫が皮膚表層から深部へ向かって徐々に侵襲が進みますが、DTIは急激に強い圧迫が加わった場合に起こりやすい症状です。結果的に深い褥瘡が形成されることになります。発赤の初期では数日観察して悪化しないかを確認することが重要になります。褥瘡では、発症初期の対応がきわめて重要な分岐点になります。
臨界的定着を説明する前に、そもそも創面上の細菌はどのような状態にあるかを知っておく必要があります。褥瘡のような創面では、必ずと言っていいほど細菌類が定着しています。その細菌類が身体の抵抗力などの低下により徐々に増加し、相当増加した時点で感染症に至ります。感染症に至る手前の段階が臨界的定着(critical colonization)です(図1)。創面にぬめりがあり、色調は白っぽくなり、浮腫が見られたりするなどの特徴があります。この状態では、
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