～ 特集 ～
どう変化？どう対応？看護職・介護職が知っておきたい
臨終期（看取り期）の症状と経過に合わせたケア

細井 崇弘

一般社団法人LA会 つくばLAファミリークリニック 院長
（2026年2月開院予定）

一般社団法人LA会
つくばLAファミリークリニック 院長
（2026年2月開院予定）

“予測していない死”は、患者さんの死後、家族の予後や悲嘆に大きく影響します。患者さんや家族にとって身近な存在である看護職や介護職が、臨終期の典型的な症状・徴候を理解し、経過に応じて適切なサポートを提供することはとても重要です。本記事では、予後予測や臨終期の特徴的な症状・それに対するケア、そして家族とのコミュニケーションのあり方について深く掘り下げ、“後悔しない看取り”を実現するための知識をお届けします。

目次

後悔しない臨終期のケアのために―予後予測の意義

予後が１か月を切るタイミングとは？

1．注意したい５つの症状

2．がん・非がんにおける臨終期の経過

3．臨終期の「食べられない」を支援する

4．臨終期の「呼吸困難」に対するケア

5．臨終期の「発熱」に対するケア

最期の1週間を見逃さない：「そろそろかな…」を具体的に考える方法　～臨終期の予後予測ツールの活用～

「残された時間」をどう伝える？―臨終期のコミュニケーション