2020年7月更新(2020年1月公開)
現在、加齢に伴う骨格筋量減少と筋力低下を兼ね備える場合にサルコペニアと判定されることが一般的となっています。わが国においてはアジアのサルコペニアワーキンググループ(AWGS:Asian
Working Group for
Sarcopenia)が作成した判定基準を使用することが推奨されています1。
改訂されたAWGS2019年版では、医療機関等で評価を行う場合と地域で評価を行う場合の2種類を準備しています(図1)。
医療機関等では測定機器も充実しているという想定で、筋力、身体機能、それに骨格筋量の計測を行います。そして、筋力低下と身体機能低下のいずれか一方と骨格筋量減少を兼ね備える場合に「サルコペニア」と判定します。すべての項目が低下している場合には「重度サルコペニア」と判定します。
地域で行う場合には、筋力もしくは身体機能を測定し、いずれか一方でも基準値を下回った場合に「サルコペニアの可能性あり」と判定します。地域でサルコペニアの可能性が認められた場合には、レジスタンス運動などの介入実施や医療機関への受診が推奨されることになります。
文献1より引用
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Part2高齢者の筋力評価とサルコペニア判定法