2020年7月更新(2020年1月公開)
ここでは、ベッドサイドや在宅などの看護現場でも実施可能なレジスタンス運動とストレッチを紹介します。
レジスタンス運動前には準備運動目的で十分なストレッチを行うことが大切です。ここで記載している回数やセット数は、ここで記載している回数やセット数は、あくまでもめやすです。対象となる方の状態に応じて、増減を調整していただければと思います。
なお、いずれの運動も、股関節や膝関節などの手術既往がある場合には禁忌(注意が必要)となる場合があり、事前に主治医への確認が必要になります。
以下に、部位ごとのストレッチを紹介します。左の人体図で色をつけて示した部位がストレッチしたい部分(骨格筋)、右図が各ストレッチ時の体勢です。ストレッチした際に、色づけした部位が伸ばされている感覚があれば、適切にストレッチが行えています。
椅子に横向きに座り、ストレッチする側の脚を伸ばし、もう片側の脚を座面にのせます。この状態で少しお臍を前に突き出すように、大腿前面部を伸ばしていきます。反動をつけずに15秒程度ゆっくりと伸ばしていきます。これを左右2~3回程度行います。
Part3高齢者の筋力強化の方法