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2024年1月公開
若年パーキンソン病患者への看護師のかかわりと注意点
秋山 智
広島国際大学 教授
日本難病看護学会 代表理事
秋山 智
広島国際大学 教授
日本難病看護学会 代表理事
1. 若年患者特有の問題点を知る
2. 若年患者へのかかわりの注意点
パーキンソン病は一般に中高年以降に発症し、患者層の大半は高齢者です。高齢者は多くの場合すでに定年退職しており、子どもも巣立っていることが多いでしょう。そのため、最大の問題は、自分の健康上の問題、あるいは介護の問題となります。
しかし、若くして発症する若年性パーキンソン病患者においては、高齢患者とはまったく違う側面での生活上の諸問題を抱えていることを知っておく必要があります。
そのうえで、同じパーキンソン病という病名であっても、高齢者とは違う視点をもってかかわる必要があります。
1)診断まで時間がかかり、しかも診断後の人生が長い。
若年性パーキンソン病では、なかなか診断がつかないこともあります。3~5年、中には10年くらい自分の病名がわからなかったというケースもあるほどです。やっと診断がついてほっとした、と語る若年患者もいます。
しかし、診断後の人生が50年以上あることもあり、長い期間ずっと疾患とともに生きることになります。将来に対する不安は高齢者以上にとてつもなく大きいのです。
2)症状の日内変動(ON/OFF)の激しさに関する周囲の無理解に悩まされることが多い
薬が効いている時(ON)は、健常人と変わらずに動けます。しかし、ひとたび薬が切れる(OFF)とまるで別人のように動けなくなります。
このギャップが高齢者に比べて大変激しく、
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