2024年5月公開
Part9 尿道留置カテーテルの管理と抜去
谷口 珠実
山梨大学大学院総合研究部医学域
看護学系 看護学講座
看護学科長、教授
谷口 珠実
山梨大学大学院総合研究部医学域
看護学系 看護学講座
看護学科長、教授
1. 尿道カテーテルの管理方法
2. カテーテルの抜去
尿道(留置)カテーテルを長期間留置すると合併症として、尿路感染症、膀胱萎縮、尿管結石、尿道の損傷や狭窄、尿道裂傷(皮膚が裂ける)などがあります。カテーテルの使用を適切に行い、尿道カテーテルは可能な限り短期間で抜去することが望ましいとされています(POINT 参照)。このため、急性期や回復期の病院では、現在、“排尿自立支援加算”という診療報酬が算定できるようになり、尿道カテーテルは早期に抜去することが現場に浸透しています。
在宅療養者でも、留置している目的を必ず確認し、主治医と抜去について検討することが必要です。感染を防ぐための予防的抗菌薬は耐性菌の発生につながるため服用せず、急性増悪時のみに抗菌薬は使用します。
尿排出障害がある場合には、カテーテルによる導尿が必要になる場合もありますが、可能であれば、昼間は間欠導尿を数回実施し、夜間だけ留置する(スポットバルーン、ナイトバルーン)という方法を勧めることで、
ご登録された会員メールアドレスとパスワードを入力して、「ログイン」を押してください。
ログイン
限定コンテンツ
実践のコツや記事などの
「限定コンテンツ」が見られる!
資料ダウンロード(PDF)
一部の記事で勉強会や
説明など便利に使える資料を公開中!
ケア情報メール
新たなコンテンツの
公開情報や、ケアに役立つ情報をお届け!
実践ケア動画
エキスパートのワザやコツが
学べる動画を多数掲載!
期間限定セミナー動画
各分野のエキスパートが登壇。
1回約15分で学べる!
電子書籍
書店で販売されている本や、
オリジナル書籍が読み放題!
©DEARCARE Co., Ltd.