2017/01/10
ここ数年の新設大学・大学院の増え方を見ても、「看護」への追い風の強さが感じられる。看護職の専門化も、日本看護協会の専門看護師・認定看護師制度から「看護師特定行為研修」にまで広がり、「看護師になりたい!」と思う人はますます増えてきた。そのため、社会人入学で看護専門課程に進む人は急増している。都内の看護学校の中には、1学年の学生のうち4割近くが社会人入学者というところもあるほどで、看護専門学校でも看護系大学でも修了に必要な期間が3年間だったのが、2年間で卒業できる看護大学が出てきた。それが聖路加国際大学である。100歳を越えていまだお元気な日野原重明先生が長く学長をつとめられていた大学として、一般の人にもよく知られた大学である。看護の世界では、「聖路加、日赤、千葉大」は、看護教育のレベルの高さと歴史から際立っており、多くの看護界の偉大な先人を輩出してきた。
「あの聖路加で、2年間で看護師資格が取れる!」というのはビッグニュースだ。定員も20名から30名に増員された。試験内容も変更され、生物が試験科目ではなくなり、英語も大学側が提示する条件をクリアできれば免除されるようになった。英語の免除対象者は小論文・面接のみで受験できることになり、負担は大きく軽減された。つまり、入学のハードルは低くなったといえるだろう。
出願資格
選抜方法
これは、2016年11月1日に、同大学が文部科学省に申請していた大学院公衆衛生学研究科(専門職学位課程)の設置、看護学部看護学科の入学定員の増加(75名から100名に)、2年次編入学(定員20名)から3年次編入学(定員30名)への変更が、大学設置・学校法人審議会の答申によって認可されたためだ。履修内容も、理論と実践を統合した学習展開と、学士号をすでに取得している知識・学習能力を基盤としたアクティブラーニングの融合によって、自ら看護を学びとる方法がとられているのが特徴だ。
詳しくは、下記の聖路加国際大学Webサイト参照
http://university.luke.ac.jp/2nen-de-nurse/
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