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2017/03/09

65~74歳は「准高齢者」、75~89歳は「高齢者」、90歳以上は「超高齢者」

日本老年学会と日本老年医学会が、現在は65歳以上とされている「高齢者」の定義を見直すという提言を公表し議論を呼んでいる。この提言は、「高齢者の定義と区分に関する、日本老年学会・日本老年医学会 高齢者に関する定義検討ワーキンググループからの提言(概要)」(座長:甲斐一郎、大内尉義)で、現在「前期高齢者」といわれている65~74歳を「准高齢者」として社会の支え手と捉え直すことを求める提言だ。これによると「高齢者」は75~89歳、90歳以上は「超高齢者」となる。

65~74歳 准高齢者 准高齢期 pre-old
75~89歳 高齢者 高齢期 old
90歳~ 超高齢者 超高齢期 oldest-old, super-old

提言によると、近年の高齢者の心身の健康に関する種々のデータを検討した結果、現在の高齢者においては10~20年前と比較して加齢に伴う身体的機能変化の出現が5~10年遅延している。従来、高齢者とされてきた65~74歳の前期高齢者においては、心身の健康が保たれており、活発な社会活動が可能な人が大多数を占めており、また、各種の意識調査では、社会一般においても65歳以上を高齢者とすることに否定的な意見が強くなっており、内閣府の調査でも、70歳以上あるいは75歳以上を高齢者と考える意見が多い結果となっている1)とされている。

そして、定義の見直しの意味として、「①従来の定義による高齢者を、社会の支え手でありモチベーションを持った存在と捉え直すこと」、「②迫りつつある超高齢社会を明るく活力あるものにすること」であるとしている。ただし、高齢者の身体能力の改善傾向が今後も続くかどうかは保証されていないため、あらためて健康づくりの啓発が必要と訴えている。

  1. 1内閣府:平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査

「高齢者の定義と区分に関する、日本老年学会・日本老年医学会高齢者に関する定義検討ワーキンググループからの提言(概要)」

詳しくは、下記の日本老年医学会Webサイト参照

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