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2017/06/28

看護師の離職率、常勤看護師は10.9%、新卒看護師は7.8%

新卒看護師の離職率が10%を超えて問題になったのは今から7年ほど前のことだ。新人ナースの10人に1人が辞めてしまうというのは大きな衝撃だった。その後、多くの病院で業務の見直しや処遇改善が図られると同時に、新卒看護職員研修の実施などが功を奏して、新卒看護師の離職率は7%台に落ち着いてきている。2017年4月に日本看護協会が発表した「2016年 病院看護実態調査」でも、新卒看護師の離職率は7.8%と横ばいであることがわかった。常勤看護師の離職率も10.9%と、ここ5年は11%前後に落ち着いている(図1)。

図1 病院看護職員の離職率の推移(過去5年間) 日本看護協会News Release「2016年 病院看護実態調査」より

図1 病院看護職員の離職率の推移(過去5年間)

都道府県別に見ると、新卒看護師の離職率が10%を超えているのは兵庫県、広島県、高知県などで、常勤看護師の離職率が高いのは東京都(14.4%)、神奈川県(13.9%)、大阪府(13.1%)など、都市部が多い。また、常勤看護師は離職率が高いが新卒看護師の離職率が低い県は、愛知県、奈良県、山口県、沖縄県などとなっている。

自施設の看護師の充足感を見ると、「不足感がある」「やや不足感がある」が全体の75.7%と、4分の3の病院で看護師が不足していると感じていることがわかった。これを病院規模別に見ると、500床以上の病院で不足感が強く、病床数の少ない99床以下の病院では「適正である」と答えた病院の割合が高かった。

新卒看護師の給与はどうだろう。看護師の場合、夜勤等の諸手当を含めた額で見る必要があるが、諸手当を含めた平均税込給与総額は「高卒+3年課程」で約26万3千円、「大卒」で約27万2千円となっている。この5年間で大きく伸びてはいないが、過去5年間では最も多い給与となっている(図2)。

図2 新卒看護師の予定初任給の推移(過去5年間) 日本看護協会News Release「2016年 病院看護実態調査」より

図2 新卒看護師の予定初任給の推移(過去5年間)

詳しくは、下記の日本看護協会Webサイト参照

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