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2017/09/13

手動車いすのフットサポートで起こりがちな“スキン-テア”に警告が

消費者庁では、平成29年3月から、消費者安全調査委員会への申し出があったものから収集した情報のうち、消費者安全確保の見地からまとめた有益な情報をレポートとして掲載している。これまで、「手動車いすのフットサポート(3月14日)」「ライターの残り火(4月24日)」「屋外コンテナ式収納スペースの移動式足場の階段からの転落(6月30日)」「靴底の剥がれによる転倒(6月30日)」などが出されたが、8月28日に「手動車いすのフットサポート続報」が出された。

この続報は「手動車いすのフットサポートで 皮膚損傷が!」というタイトルで、手動車いすのフットサポートに接触して発生する皮膚損傷について、スキン-テアに言及して警告している。本文中には、「少しの接触でも、皮膚の裂傷(スキン-テア)が発生する場合があります。また、強く当った場合には、皮下組織に達する深い裂創が生じることもあります。特にフットサポートの裏側は格子構造になっているため、より配慮が必要です。」と書かれている。

これは、消費者庁から一般社団法人日本創傷・オストミー・失禁管理学会に、手動車いすの利用に際して発生するスキン-テアの危険性について消費者等に注意喚起を行うための協力要請があったことに応えて同学会が協力して実現したもの。同学会では、「今後のスキン-テア予防のために院内に掲示するなど、ぜひ活用してほしい」と訴えている。

スキン-テアは高齢者に起こりやすい皮膚裂傷であることから、超高齢化社会に向かいつつあるわが国では取り組むべき課題の一つであると同時に、家族や医療・福祉従事者の虐待ととられがちなこともあって社会問題化する恐れもある。一般の人たちへのいっそうの啓蒙が望まれるところであり、こうした消費者庁の動きは、一般の方々の理解を促す強力な追い風になることは間違いないだろう。同学会のますますの取組みが期待される。

詳しくは、下記の各Webサイトを参照

・消費者庁のWebサイト「手動車いすのフットサポート(平成29年3月14日)」

・一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会のWebサイト「手動車いすのフットサポート(平成29年3月14日)」

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