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2019/5/31

「高齢者介護施設における感染対策マニュアル 改訂版」が公表

高齢者介護施設では、感染症への抵抗力が弱い高齢者等が集団で生活するため感染が広がりやすく、被害を最小限にすることが求められる。そこで、厚生労働省では、「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」の改訂版を公表した。

本マニュアルは、平成25年3月にまとめられた「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」を見直し、高齢者施設における入居者を感染症から守り、QOLの向上につながるケアの提供を促進することを目的とし、近年の施設における感染症の動向や新たな知見を踏まえて改訂されたものである。

内容は、高齢者介護施設における「感染対策の基本知識」「感染管理体制の在り方」および「感染症発生時の対応」がまとめられている。今回の改訂版では、施設の介護職員等が積極的に活用して衛生知識が向上するよう、実用性に留意して全体の構成等が再編された。そのほか、改訂で追加された主な内容は下記の通りである。

■レジオネラ症の発生予防のため、加湿器の管理の記載を追加(タンク内の水の継続利用は避け、こまめに水の交換・清掃および乾燥を行う)

■経管栄養や胃ろうからの注入時に使用するチューブや経管栄養剤の管理に関する記載を追加

  • チューブ類は、感染のリスクが高いことに留意する。喀痰吸引の際には、喀痰等の飛沫や接触による感染に注意する。
  • 経管栄養の挿入や、胃ろうからの注入の際には、チューブからの感染に注意する。胃ろうから栄養剤を投与したあとは、チューブ内に栄養剤が残存しないよう十分に洗浄を行う。また、チューブを再利用する場合は、洗剤等により洗浄し、完全に乾燥させる。経管栄養剤の管理においては、栄養剤の残りを長時間放置しないよう留意する。
  • 膀胱留置カテーテルを使用している場合、尿を廃棄するときには使い捨て手袋を使用してカテーテルや尿パックを取り扱う。また、尿パックの高さに留意し、適切な位置にクリッピングをする等、逆流させないようにすることも必要である。

詳しくは、下記の厚生労働省Webサイト参照

https://www.mhlw.go.jp/content/000500646.pdf

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