2019/11/1
かねてから注目されていた看護基礎教育の改正案が発表された。
この改正案は、人口や疾病構造の変化、療養の場の多様化などに伴い、看護職には多様性・複雑性に対応した看護を創造する能力が求められている状況をふまえて、厚生労働省が10回にわたって検討したものをまとめたものだ。この「看護基礎教育検討会報告書」では、保健師・助産師・看護師・准看護師の教育内容等の見直しが述べられている。ここでは看護師の内容に限って紹介する。
本報告書では、看護師の教育内容の見直しのポイントを下記の通り示した。総単位数や「看護師に求められる実践能力と卒業時の到達目標」「看護師教育の技術項目と到達度」の文言変更などが盛り込まれている。
■看護師の教育内容等の見直しのポイント
※3年課程は令和4年(2022年)度、2年課程は令和5年(2023年)度より適用
また、実習や教員募集については以下の問題を指摘している。
このような点を踏まえ、教育体制・教育環境等の見直しを下記の通りするとした。
■教育体制・教育環境等の見直しのポイント
今後の課題としては改正事項について必要な検証を行い、その結果を踏まえつつ、社会における看護職のニーズに一層応えていくための更なる能力向上に向けて、実習を含めた教育内容及び方法の継続的な検討を行うとしている。
詳しくは、下記の厚生労働省Webサイト参照
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