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2020/5/26

厚労省が訪問介護職員(ホームヘルパー)のための新型コロナウイルス感染防止策の動画を公開

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、デイサービスなど通所型の介護事業所の自主休業の動きが広がっている。厚生労働省の2020年4月下旬の調査によると、全国で850余りの通所・短期入所系サービスが休業を余儀なくされているという。こうしたサービスを利用できなくなった高齢者のケアを継続するためにますます重要性が増しているのが訪問介護サービスだ。しかし、実際には十分な情報がないままサービスの提供を継続せざるを得ない現場からは切実な声が上がっている。

特定非営利活動法人 暮らしネット・えんなどの訪問系サービスにかかわる事業所では、4月10日、国に対して以下の3本の要望を中心とした「訪問系サービスにおける新型コロナウイルス対策の要望書」を提出している。

  • 要望1.訪問系サービス事業所へのきめ細かい感染予防、感染対策の周知徹底を求めます
  • 要望2.訪問系サービス事業所と介護労働者が新型コロナウイルス蔓延時に、できるだけ安心して働き、休める環境整備を求めます
  • 要望3.ホームヘルパーの緊急増員を求めます

厚生労働省ではこうした要望に呼応して即座に、ホームヘルパーが、訪問介護時に新型コロナウイルスの感染リスクを下げるために気をつけるべきことについての留意点などをまとめた下記の動画をYoutubeに公開した。

「訪問介護職員のためのそうだったのか!感染対策!」

  • テーマ①:あなたが利用者宅にウイルスをもちこまないために
  • テーマ②:利用者とあなたの間でウイルスのやりとりをしないために
  • テーマ③:あなたがウイルスをもちださないために

テーマ①「あなたが利用者宅にウイルスをもちこまないために」では、利用者宅への到着時から玄関の入り方、手洗いの仕方、マスクのつけ方、換気の方法、体温測定まで解説している。

テーマ②「利用者とあなたの間でウイルスのやりとりをしないために」では、食事介助、口腔ケア、排泄介助などの個別の援助シーンごとに具体的な対策を解説している。個人防護具がなかなか手に入らない場合のゴミ袋やクリアファイルを用いた簡易エプロン、フェイスシールドの作り方なども紹介されている。

テーマ③「あなたがウイルスをもちださないために」では、サービスの終了後、利用者の住まいを出るまでを解説している。例えば記録のつけ方やエプロンの脱ぎ方などの詳細となっている。

この動画は、聖路加国際大学大学院看護学研究科などの協力で作られたものだ。動画の冒頭で山田雅子教授は、動画の中で「訪問介護職員の皆様方は、日頃より人々の生活を根こそぎ支えていらっしゃる貴重なお仕事だと心から感謝をして、この教材を作りました」と語っている。ヘルパー同士が共有して、その場で知識と技術の確認ができるものになっており、大いに活用できそうだ。

詳しくは、下記の各サイト参照

・厚生労働省YouTube(MHLWchannel)

【動画】「訪問介護職員のためのそうだったのか!感染対策!」

https://www.youtube.com/playlist?list=PLMG33RKISnWj_HIGPFEBEiyWloHZGHxCc

・特定非営利活動法人 暮らしネット・えん

「訪問系サービスにおける新型コロナウイルス対策の要望書」

https://npoenn.com/publics/index/1/detail=1/b_id=3/r_id=191

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