2023/10/3
健康を維持・増進させるうえで欠かせないのが、適切な量と質からなる食事である。国立長寿医療研究センター老化疫学研究部は、「栄養バランスの良い食事をとれているか」を13品目で簡易にチェックし、「どのような食品を摂取するとバランスが良くなるか」を把握するために、「食事バランスチェックシート」を開発した。
食事バランスチェックシートには、以下の13品目が挙げられている。
1.穀類
2.いも類
3.種実(ナッツ)類
4.豆類
5.緑黄色野菜
6.淡色野菜
7.果実類
8.きのこ類
9.海藻類
10.魚介類
11.肉類
12.卵類
13.乳類
これらを品目ごとに、どのくらいの頻度で食べているかを、“ほとんど毎日(4点)”、“2日に1回(2点)”、“1週間に1、2回(1点)”、“ほとんど食べない(0点)”の4段階で点数づけして評価できる。目安として、合計点が26点以上であれば食事の栄養バランスが保たれている可能性が高く、点数が低いほど食事の栄養バランスが保たれていない可能性が高い。
本人や家族だけに限らず、第三者が聞き取りを行って本シートに記入することもできる。「栄養バランスが保たれているかを知りたいとき」「栄養バランスを改善・向上させたいとき」「食事の量が適切かどうか知りたいとき」に活用できる。
各品目ごとに具体的な食品例もいくつか挙げられているため、品目に迷った際も判断がしやすいつくりとなっている。
個人の健康管理だけにとどまらず、地域や職域、病院や在宅医療などにおける保健・栄養指導、栄養教育等、さまざまなシーンでの活用が可能だ。ホームページからはPDFおよび自動計算付きのエクセルファイルがダウンロードできるため、ぜひご活用いただきたい。
詳しくは、国立長寿医療研究センターのホームページ、「老化疫学研究部より「食事バランスチェックシート」を公開しました」(2023年8月30日付)を参照
https://www.ncgg.go.jp/ri/lab/cgss/department/ep/meal_checksheet.html
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