2015/04/30ストーマケア
宮城県ストーマケア災害対策委員会では、災害時にストーマ保有者を支援するためのマニュアルを作った。同会は宮城県のストーマに関する関連団体の代表者で構成する委員会で、東日本大震災後、津波によってストーマ袋などの装具が流失した経験を踏まえて災害時にストーマ保有者を支援する方策を具体的に掲載した。
この冊子では、災害発生から段階ごとにストーマ装具の供給態勢を紹介している。発生から5日目ごろからの「1次支援」では、2000種以上ある装具のうち汎用性高い装具数十種類を被災地に供給する。メーカーは県医療機器販売業協会を通じて県内の拠点・基幹病院20か所に運んで保有者に渡すとされている。その後の「2次支援」では、同協会が、保有者が平時に使用している装具を市町村の指定場所に送る。
ストーマ保有者には、①使用可能な汎用装具を看護師に確認、②災害時の担当病院の把握、③普段使う装具の1か月分以上の備蓄、などを呼びかける。この冊子は市町村を通じて県内のストーマ保有者に配るもの。これは全国初の取り組みで、2月14日から運用を始めた。
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