2016/05/26ストーマケア
ストーマ保有者(オストメイト)への理解が進まず、公衆浴場などで入浴を拒否される事例が少なくない。このため、公益社団法人オストミー協会神奈川支部は、「オストメイトが公衆浴場を利用するための手引き」を公表した。ストーマ保有者が公衆浴場を使用する際の注意点について、「浴室に行く前に、トイレで行う準備」「入浴前の脱衣所での準備」「浴室内について」「入浴後の脱衣所での処理」の4項目をまとめている。
「浴室に行く前に、トイレで行う準備」では、入浴用キャップ(写真①)やミニストーマ袋(写真②、③)に取り替える方法などを紹介。排泄物が漏れるなどのトラブルを防ぐための工夫や、装具の上から貼ることで目立たないようにする保護シートの使用を勧めている。
参考写真 入浴前に行うストーマを目立ちにくく、漏れにくくする工夫
また、「入浴前の脱衣所での準備」では、腰にバスタオルを巻くなどして、装具が目立たないように衣服を脱ぎ着する方法を紹介。「浴室内について」では、洗い場ではストーマが人目につきにくくするため、ストーマが左にある人は左端に、右にある人は右端に座ることを勧めている。
さらに、「入浴後の脱衣所での処理」では、入浴用の装具や保護シートを使用した場合は、入浴後に通常の装具に取り替えるように呼びかけている。
詳しくは、下記の公益社団法人日本オストミー協会神奈川支部Webサイト参照
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