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2020年5月公開
Part2 息苦しい患者さんの呼吸の特徴と評価方法はありますか?1,2
1.COPDの特徴
佐野裕子
順天堂大学 医療看護学部
大学院 医療看護学研究科 臨床病態学分野
准教授/理学療法士
COPD患者さんの訴えの多くは、“息切れ”です。「階段を上ると苦しくて途中で休んでしまう」「お風呂のあとは苦しくて動けない」「前かがみで作業をすると苦しい」など訴えはさまざまであり、息切れはADLを制限させる主たる要因となります。
最初は階段や坂道を上ったときに息切れが出現し、平地を歩いても息苦しくなっていきます。そのために、徐々にそれらの動作を避けるようになり、
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