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2020年5月公開
Part2 息苦しい患者さんの呼吸の特徴と評価方法はありますか?1,2
2.息切れの評価と経皮的酸素飽和度(SpO2)
佐野裕子
順天堂大学 医療看護学部
大学院 医療看護学研究科 臨床病態学分野
准教授/理学療法士
息切れは予後を規定する因子であり、身体活動性の制限や、健康関連QOLに関与し重要です1。また、呼吸リハビリテーションを実施する上で必須の評価項目であり(表1)、安静時、労作時に定量的に評価する必要があります。
mMRC(modified British Medical Research Council; 修正MRC)は、0から4までの5段階で評価する簡便な質問表です(表2)。
Borg CR-10(Category-Ratio 10)スケール(修正ボルグスケール)(図2)は、0から10の比例的分類尺度で息切れの程度を、患者自身が直接定量的に評価します。ただ、息切れを数値で表現するのは最初は難しいと感じる場合もあります。呼吸補助筋群を動員し、努力性の呼吸を呈しながら「大丈夫です」と答える方がいますが、「大丈夫」は“0”ではないことが多く、“0.5”なのか“1”なのか、微細な変化を患者さん自身で判断することが大切です。“0”が良くて“10”は良くないという感覚を持たずに、ありのままの自己評価を習得します。
次にBorg CR-10と併せて経皮的酸素飽和度(SpO2)の数値もパルスオキシメータでモニタリングします。たとえば、
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