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2020年5月公開
Part5 増悪入院を繰り返さないために
1.身体活動性を高めるアプローチ
佐野裕子
順天堂大学 医療看護学部
大学院 医療看護学研究科 臨床病態学分野
准教授/理学療法士
COPDの生命予後に最も関与する因子は身体活動性であり1、活動的に過ごして増悪入院しない生活を継続するためには、増悪の予防は必須です。身体活動性を高める最も身近で簡単な運動は“歩行”です。歩数計などを利用したフィードバックの有用性が報告されていますが2、セルフモニタリングを継続することは、モチベーションの向上やプログラムの継続に有効です。
私たちの外来では、患者さんに歩数計を装着してもらい、私たちが作成した肺の健康ダイアリー(療養日誌)3を配布して、歩数や運動内容、その日の息切れの状態などを記録するように指導しています(図1)。患者さんの中には記録することが苦手だったり、視力低下、手指巧緻性の低下などから記載が困難な場合もあります。その場合は無理をせず、家族や介護者の協力や、担当の訪問看護師や理学療法士が記録をしていることもあります。
図1 肺の健康ダイアリー(療養日誌)3
歩数計や身体活動量計は、多機能がついている精度の高いものや、歩きながら観光名所を巡るようなアプリなど、いろいろなものがあります。臨床の場面では患者さんが好きなもの、扱いやすいものを使用しています。楽しみながら行うことが継続へとつながっていきます。
患者さんに、「何歩歩いたら良いですか?」と聞かれることがありますが、
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