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ナースが知っておきたい 栄養の基本と栄養サポートの進め方
著・若草第一病院 院長 山中英治
2019年1月公開
Part2 栄養アセスメント
1.栄養不良のスクリーニング
栄養不良状態にあると、傷病は治りにくく、感染症などの合併症も起こりやすくなり、術後の回復も遅延します。栄養不良はすべての疾患の予後を不良にするため、早期発見が必要です。そのためにも、スクリーニングが重要です。
最初に患者さんに接した人がスクリーニングできることが、早期発見につながります。外来であれば初診時の医師・看護師、入院ならば主治医・担当看護師です。
Part2 栄養アセスメント
2.栄養指標
1) 主観的包括的評価(SGA:subjective global assessment)
主観的に、すなわち患者と対面した人が評価する方法です。問診と視触診が主となるので、迅速かつ経済的ですが、評価する人の力量が問われます。
問診で、最近(6か月・2週間)の体重減少、食事量の変化、悪心・嘔吐・下痢・食欲不振の消化器症状の有無、日常生活動作、疾患名、疾患によるエネルギー消耗の程度の現病歴を聴取します。
視触診で、皮下脂肪の減少、筋肉の消失、浮腫(下腿・仙骨部)、腹水の有無を診察します。
以上を包括的に評価して、栄養状態良好、中等度栄養不良、高度栄養不良の3段階に分類し、中等度以上の栄養不良については、栄養サポートが必要と判断します(図1)。
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