2019年5月公開
はじめに
ストーマを保有する高齢者のケアを行う中でちょっとした異変を見逃さず、「認知症では?」と気づけること、また、早期に必要な対応をとることは、本人のQOLを損なわないためにもとても重要です。
Part1では、ストーマケアを通じて認知症患者さん特有のかかわりについて解説します。
Part2では、認知症の定義、分類、病態、治療の進め方などの基礎知識を述べます。
Part3では、認知症患者さんのさまざまな「困ったこと」への具体的な対応策について紹介します。
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Part1ストーマケアで持ちたい
「認知症では?」の視点
- 安藤嘉子先生
- 大阪赤十字病院 看護部(皮膚・排泄ケア認定看護師)
- 片岡ひとみ先生
- 山形大学医学部看護学科(皮膚・排泄ケア認定看護師)
- 土田敏恵先生
- 兵庫医療大学看護学部看護学科(ETナース)
- 渡邉光子先生
- 関西労災病院リソースナースセンター看護部(皮膚・排泄ケア認定看護師)
- 濵元佳江先生
- 医療法人医誠会 医誠会病院 看護部(皮膚・排泄ケア認定看護師)
2019年5月現在
事例:高齢のストーマ保有者における“異変”
【観察】「認知症?」と気づくためのポイント
事例のAさんやBさんに出ている徴候は、“高齢者にはよくあること”ではあります。そもそも高齢者に対しては、あまり大きなケア変更を提案しないようにしていますが、それでも皮膚障害や漏れを繰り返すと、多少はアクセサリー(皮膚保護剤/材など)やストーマ装具の形状変更を提案・指導することがあります。
Part2知っておきたい認知症の基礎知識
執筆・編集 「エキスパートナース」編集部
認知症とは?
認知症とは、記憶だけでなく、思考や行動、言語、知覚、判断などの脳高次機能が低下し、生活機能や遂行機能に障害が引き起された状態をいいます。発症すると、これまでは問題なくできていたことが徐々にできなくなり、日常生活や社会生活を自立して送ることが難しくなっていきます。
Part3認知症患者さんへの対応、
こんなときどうすればいいの?
執筆・編集 「エキスパートナース」編集部
認知症患者の個別性を意識したケア
認知症の患者さんのアセスメントとケアを、あなたはどのように行っていますか。
BPSDをもつ患者さんが治療やケアを拒否したときに、一方的に問題となる行動をとがめ、思わず制止したという経験はないでしょうか。いろいろな対策を試してみたけれど、かえって患者さんのBPSDが悪化してしまった、もしくは、あまり変化がみられないというケースもあるかもしれません。
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