Part2 
知っておきたい認知症の基礎知識

認知症とは?

編集・執筆 「エキスパートナース」編集部

認知症とは、記憶だけでなく、思考や行動、言語、知覚、判断などの高次脳機能が低下し、生活機能や遂行機能に障害が引き起こされた状態をいいます。発症すると、これまでは問題なくできていたことが徐々にできなくなり、日常生活や社会生活を自立して送ることが難しくなっていきます。

認知症の症状は、こうしたさまざまな認知機能の障害と行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia:BPSD)からなります。BPSDは、認知機能障害が基盤となり、体の不調や違和感、ストレス、施設入所などによる環境の変化、不適切なケアなどが誘因となり出現します。行動症状には、徘徊や暴言・暴力などの過活動的行動もあれば、無為や拒食など自発性の低下した行動も含まれます。また、心理症状には、幻覚や妄想、抑うつなどがあります(図1)。

図1 認知機能障害と行動・心理症状(BPSD)

認知機能障害を基盤に、体の不調や違和感、ストレス、施設入所などによる環境の変化、不適切なケアなどが誘因となり、行動・心理症状(BPSD)が出現する。

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