基本から実践まで! 事例でよくわかる! 在宅酸素療法(HOT)の実際 基本から実践まで! 事例でよくわかる! 在宅酸素療法(HOT)の実際

高齢化の進展に伴って増えている
「在宅酸素療法(HOT)」の利用者へのケア

  • 酸素療法の基本的原理から酸素療法のインターフェイスまで
  • さらには、HOT利用者の自立を促すケアの事例をまじえて
編集・執筆
平田 聡子
地方独立行政法人 大阪府立病院機構
大阪はびきの医療センター看護部
(慢性疾患看護専門看護師)

2022年3月現在

略歴
1999年
看護師・保健師免許取得後、星丘厚生年金病院 呼吸器内科・呼吸器外科・神経内科病棟、訪問看護室勤務
2004年
大阪呼吸器アレルギー医療センターに入職。呼吸器内科病棟に配属
2018年
大阪府立大学大学院 看護学研究科修了。慢性疾患看護専門看護師取得
現在は、呼吸器内科・循環器内科病棟に勤務し、週1回看護専門外来を担当。慢性疾患患者さんが病気とうまくつき合いながら、望む生活を送れるように病棟・外来看護師や多職種スタッフとともに支援している。
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2022年3月公開

訪問看護や訪問介護の利用者で「酸素をつけて生活している方」は多くいらっしゃいます。在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy:HOT)は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺気腫などの慢性呼吸器疾患等によって十分に酸素を取り込むことができなくなった患者に対して、在宅で行われる酸素療法です。その目的は、主に呼吸困難の軽減、QOLの向上、生命予後の改善です。1985年に医療保険の適用となり、15万人以上の患者に導入され、多くの患者が利用しています。

在宅酸素療法の患者をケアする医療関係者には、呼吸器の構造や呼吸の仕組み、酸素療法の基礎知識など幅広い知識が必要になります。まずは、酸素療法の基本的知識について解説した後、事例をまじえて具体的な実践についてお話しましょう。

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