Part4HOT導入の進め方

地方独立行政法人 大阪府立病院機構
大阪はびきの医療センター看護部
(慢性疾患看護専門看護師)
平田 聡子

一部会員限定
ページあり!

2022年3月公開

1.HOT導入にあたって必要なこと

HOT導入が決定したら、生活に取り入れていくために必要な情報収集や酸素量の決定、手技習得への支援、在宅環境調整等を行っていく必要があります。ここからは、HOT導入の進め方について、詳しくお話します。

(1)患者を理解する

HOTを導入するにあたっては、患者を理解することが大切です。
まず、患者の身体的な状況として、普段のバイタルサインだけでなく、呼吸機能検査や動脈血液ガスデータ、心臓エコー検査の結果などから、呼吸不全の種類(Ⅰ型、Ⅱ型)、換気障害の種類(閉塞性、拘束性)や拡散障害(肺拡散能:%DLCO)の有無、肺高血圧などの合併症の有無を確認しておきます。

さらに、病状だけでなく、病気になる前からどのような生活を送っていたのか、趣味や生きがい、今後どのような生活を送りたいのか、HOTを導入することをどのように感じているのかなどを、患者や家族から教えてもらい、患者がどのような人かを理解することが最も重要です。

(2)患者の病状理解とHOTの必要性の説明

HOT導入にあたっては、患者や家族が疾患や病態をしっかり理解することが不可欠です1。患者や家族がどのように現在の病状を理解しているかを確認し、患者や家族の理解度に合わせて、日常的に酸素が必要になっている病態について説明します。病態を十分に理解しているのを確認した上で、HOTの必要性についても説明します。

引用文献

  1. 1.郷間厳:第 1 章 低酸素血症と酸素療法 1 低酸素を生じる病態と酸素療法の有用性⑨ QOL.郷間厳編,在宅酸素療法をイチから学ぶ本 基礎から適応病態別の処方まで.日本医事新報社,東京,2018:154-161.
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