2021年10月公開
フットケアの基本は、足を観察することから始まります。その患者さんの普段からの足の状態を知ることで、病変の早期発見につながります。また個々の患者さんにどのようなケアが必要かを評価するためにも、足の観察は欠かせません。
高齢者施設や訪問看護ステーションなどで複数の機関の医療者がかかわる場合、いつから、どの部位に、どのような状態がみられるのかを共有することも大切です。患者さんの了承を得たうえで継続的に写真を撮り、経時的な変化や状態を医療者間で共有・検討できるようにしましょう。
ナースが行う足の観察ポイントを図1にまとめます。続く項で、具体的にみていきましょう。
足のアセスメントにおいて、まずは皮膚を見て、触れることが始まりとなります。靴下を脱いでもらい、患者さんと一緒に足を見るようにしましょう。患者さんによっては足を他人に見られることに抵抗を示す方もいます。日ごろから信頼関係を築いておくことが大切です。
色調や温度、角質の状態、傷や潰瘍の有無、浮腫や乾燥など、皮膚から得られる情報は多岐にわたります。
(1)色
(2)冷感・熱感
(3)脱毛
(4)乾燥、角質の肥厚
(5)湿潤
(6)水疱
(7)潰瘍
(8)静脈瘤
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