急性増悪・再入院を防ぐための慢性心不全患者の看護とセルフケア支援 急性増悪・再入院を防ぐための慢性心不全患者の看護とセルフケア支援

心不全患者の急性増悪・再入院のカギを握る
看護ケアの実際を事例で紹介!
  • 心不全が起こるメカニズムの理解のもとに心不全患者へのアプローチ法が
    よくわかる。
  • 服薬・食事・運動のセルフケア支援の具体的なやり方が事例でわかる。
執筆
岡田 彩子
東京情報大学看護学部看護学科 教授
略歴
さいたま赤十字病院を経て1997年に渡米。99年ホーリーネームズ大看護学部卒。2002年カリフォルニア大サンフランシスコ校看護学研究科修士課程修了。カリフォルニア州の循環器専門看護師の認定後に帰国。国立看護大学校助手、田附興風会医学研究所北野病院循環器病棟師長・副看護部長を経て、08年に再び渡米。12年カリフォルニア大サンフランシスコ校看護学研究科博士課程修了。兵庫県立大学看護学部准教授、日本赤十字看護大学看護学部教授、日本赤十字看護大学さいたま看護学部教授を経て現職。
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2024年7月公開

「心不全パンデミック」という言葉をご存じでしょうか。わが国の現在の心不全患者数は約120万人と言われています。それが2030 年には130 万人に達すると推計されています。特に高齢化が急速に進むわが国では、高齢の心不全患者の急増は容易に推測されます。

慢性心不全患者の急性増悪による再入院は、深刻な問題です。そこで、在宅で療養する心不全患者が急性増悪しないための看護援助が必須になります。そのためには、訪問看護師の日常生活管理がカギを握っているといえるでしょう。その基本は、「服薬指導」と「食事」「運動」のサポートです。中でも、「塩分制限」と「水分摂取の制限」がポイントになります。

慢性疾患看護のベースとなるのが「疾患管理」の考え方です。この特別記事では、疾患管理の理論をもとに、心不全の4つのステージ別に治療と看護のゴールを示し、具体的なアプローチを紹介します。事例による詳細な解説で、心不全看護が「目に見える」ものとして提示されています。

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